みんなで知ろう!セミナーのテーマに背反する全日本育成会のありさま

兵庫県神戸市で2月17日に行われた全日本育成会主催の権利擁護セミナー会場前で情宣活動を行いました。

地元合同労組の応援
9時半頃からセミナーの始まる10時半頃直前まで
六甲おろしの冷たい強風の中、支援の関合労組合員には横断幕をもっていただき、
また分会ニュースの配布をしていただき、つつがなく貫徹できました。
闘えば、労働者は勝てる。
闘う仲間を支える組織がある。
なんと、心強いことでしょう。
今後とも、全国協を通じて、連携を強めて共同の闘いを支え合っていきましょう。

セミナーのテーマは「みんなで知ろう!障害者虐待防止法」
セミナ―のテーマでは、「障害者虐待防止法」を取り上げていました。
障害者の虐待はとても深刻です。
障害のある人達に関する事件では、水戸事件(アカス事件)、白河育成園事件、サン・グループ事件、
近年では、奈良県でおきた家具屋で働いていた障がいのある人たちの年金横領事件、
北海道の三丁目食堂事件などなど。
これらの事件では、当事者から助けを求める訴えがなかったのではないのです。
しかし、彼らの助けを求める声は、聞いた親や役所の人などにより
「そんなはずはない」「家に帰られたら困る」「もう少し我慢しろ」など
ことごとく信じてもらえず、あるいはもみ消され、
事業所を逃げ出して助けを求めても、事業所に逆通報されて、
送り返され、またひどい目にあうなどの繰り返しでした。
これらの事件が起きて、障害者110番などの仕組みも作ってきました。
しかし、これらは有効に機能したとはいえなかった。

そして、これらの虐待の裏には、年金の横領などの事件もあり、
また、虐待がおきる背景というものあるのです。

職員に対する権利剥奪・侵害です。職員が権利侵害を受けても、
権利侵害は仕方ないことだと思っていると、
利用者に対しても、権利侵害があっても、仕方がないという
意識になってしまいます。
権利は尊重されるものだという、日常が大事でしょう。
使用者からの職員への権利侵害は、すごくあるのが実態ではないでしょうか。
権利侵害の連鎖を立ち切ることが、重要なのではないでしょうか。

障害者虐待防止法ができても、
訴えを聞く力が、問題です。
今回の障害者虐待防止法でも、「通報の義務」がありますが、
訴えを「訴え」として聞かなければ、なんの意味もありません。

みんなで知ろう!セミナーのテーマに背反する全日本育成会のありさま
東京都育成会の運営する事業所で、わいせつ事件がおき、
その判決が2011年10月28日にありました。
その判決文を読みました。
繰り返し周囲の人に訴えていたことがわかります。
しかし、周囲の職員は、ことごとくその声を無視した。
本人が訴えているのだから、何かあると思わないといけない。
しかし、職員たちは、目の前の事実を覆い隠し、本人たちの声を無視したのです。
この、東京都育成会の施設で起きたわいせつ事件について、
全日本育成会、及び各地の育成会は、どう向き合うのでしょうか。

憲法第25条にも、生存権をうたっています。
皆が、憲法の精神を守る考えを日ごろからしている。
労働組合の活動も、憲法第28条の団結権で保障されているのです。
労働組合への嫌悪のあまり、弾圧したり、嫌がらせの不当労働行為は憲法違反です。
憲法だけではありません。使用者は法令遵守、遵法精神を持っていることが基本でしょう。

しかし、今回の育成会分会ニュースの号外のとおり、
全日本育成会及び各地の育成会では不祥事が止まりません。
育成会全体として、遵法精神、憲法に反しないような体質の改善が優先ではないでしょうか。

120217 育成会分会ニュース号外

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