東京都知的障害者育成会のわいせつ事件に判決

11月6日号の全日本育成会分会ニュース号外をご紹介します
ます、1面で紹介しているのは、2011年10月28日の東京地裁で判決が出た
東京都知的障害者育成会のわいせつ事件のことを紹介しています。
事件は、2006年に短期入所したときに、元職員から性的暴行を受けたとするものです。

提供元:読売新聞
(2011年 10月28日 22時00分)
 東京都世田谷区の知的障害者施設で2006年、男性職員からわいせつ行為を受けたとして、当時10代後半だった姉妹らが、施設を運営する社会福祉法人「東京都知的障害者育成会」と元職員の男性に計約8300万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が28日、東京地裁であった。三村晶子裁判長は「被害を受けたとする姉妹の説明は信用できる」と述べ、同法人と男性に対し、計約660万円を姉妹に支払うよう命じた。
 判決によると、姉妹は06年10月、3泊4日の予定で同施設に短期入所した際、男性から下半身を触られるなどした。被告側は「姉妹の説明はあいまいで、作り話の可能性がある」と主張したが、三村裁判長は「姉妹の説明には不自然な点はあるが、核心的な部分は一貫しており、十分信用に値する」と結論付けた。
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 この記事を読んで、判決に対して、被告(東京都知的障害者育成会)は、
本人たちの供述について、信じられないことを言っています。
全日本育成会は、知的障害のある人の当事者の運動を
積極的に支援してきました。
またおりしも、障害者虐待防止法が成立した、直後といってもよいほどです。
全日本育成会は、この障害者虐待防止法の成立に力を入れていました。
その全日本育成会の正会員である、東京都知的障害者育成会がわいせつ事件の判決に対して、被告側(東京都育成会)は「姉妹の説明はあいまいで、作り話の可能性がある」と主張しているということですから、声をあげている知的障害者の声を信用できないと言っているのです。
この原告の事だけを言いたいのかもしてませんが、社会的な影響はそうとも限りません。
自らの行為が「わいせつ行為ではない、またはそうなることはない」と主張するのは、自ら立証すべきことです。
それを、相手方の知的障害の人の言っていることは信用できないと、知的障害のある人の発言を批判することを言い出したら、障害者虐待防止法を骨抜きにする行為です。
絶対に許さないことです。
そして、このような知的障害のある人の発言を信用できないものであると、社会的にその信用度を低めていくことは、まさに知的障害のある人たちの権利を侵害する行為に通じることです。
これまで、知的障害者の当事者活動を行い、知的障害のある人達の発言力を高めてきた
のに、東京都育成会の行ったことを、その知的障害のある人達への裏切り行為でもあります。
東京都育成会は、自ら立証できない行為があったことを認め、当該障害のある人にきちんと謝罪し、判決を受け入れ、控訴をすべきではありません。

111106 育成会分会NS号外

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東京都知的障害者育成会のわいせつ事件に判決 への1件のフィードバック

  1. 白桃敏司 のコメント:

    障碍児学校の教員を長く勤めていましたが、私自身はこの育成会コメントをなんら不思議だとも何とも思いません。なぜなら、我が子のことには必死になっても、他者のことにはそれ程の痛みを感じない「人間」だからこそ、いくら障害児の親だといってもこのようなことは当然に起こり得ることだからです。
    私は、都育成会のグループホーム世話人になろうと、育成会の面接を受けましたが、この時に、私は都育成会の課題をいくつか指摘し、そのうえで私のようなものを受け入れる度量があるのかどうかを確かめましたが、育成会はこれを拒否しました。このような点をみても、都育成会、いやどの組織であろうとも、人間が行う組織には常識的にみても「非常識」という考えや行為・行動があり得ることはごく普通のことだと言わなければならないでしょう。
    障害児の親たちが集まっていようとも、所詮は「障害」については素人だし、障害支援の技術どころか、人間観、社会観などが「幼稚」な人たちもたくさんいるであろうと推察できます。
    悲しいことですが、これが現実だと思っています。

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