「関西合同労組ブログ 大阪東部支部・泉州支部」から無断転載
2月24日、八尾の西郡で、地元の労働者住民を中心に380名が結集して、怒りと闘いの意思に満ちた熱い集会が勝ちとられました。関西合同労組大阪東部支部、泉州支部も共闘の意思を込めて参加しました。
八尾市と大阪地裁は、2月18日、応能応益家賃絶対反対を貫き、家賃を供託して闘う28名もの西郡住民に対して、年金が振り込まれたばかりの預金通帳を差し押さえるという、これまでどこの自治体もやったことがないような暴挙を強行しました。
集会では、生活資金を奪われた住民が「私らに死ねと言う攻撃は絶対許せない。絶対負けない」と怒りに満ちた発言が続きました。八尾北医療センター労組も、三人の労働者の住宅明け渡し攻撃と徹底的に闘う決意を述べました。西郡の住宅は、住民が差別と闘って土地建物をタダ同然で提供して建てさせた住宅です。差別と闘う団結の砦であり、ここに住み続ける権利があります。ここから追い出されることなど絶対に認められません。応能応益家賃制度は、世帯で20万の年収があれば月7万円もの高い家賃を押しつけ、若い人が住めなくするなど、一定の収入があれば追い出す、家賃が払えない人も叩き出す、そして団地を丸ごと民間資本に売り払うことを狙ったものです。関西、全国から駆けつけた労働者も、むき出しの資本主義=新自由主義の「最先端」を行っている八尾市の暴挙を徹底弾劾し、共に闘うことを誓いました。八尾市の暴挙は、応能応益家賃絶対反対を貫く西郡住民の闘いに追いつめられたものであり、闘う人を見せしめにして団結を叩きつぶす攻撃です。しかしこの攻撃のえげつなさが新たな闘士と団結を生み出しています。28人の預金差し押さえの一報に、全国各地から激励とカンパが届けられ、集会にも動労千葉、三里塚現地闘争本部をはじめ多くのメッセージが寄せられました。
西郡の闘いは、「生きさせろ」と全世界で立ち上がる青年学生たち、国鉄「分割・民営化」に勝ち抜いてきた動労千葉、「日の丸・君が代」に首をかけて不起立を貫く根津さんたち教育労働者、米軍基地撤去県民大会へ怒りが燃え広がる沖縄など、全国6000万労働者の闘いと一体です。
集会宣言では、
1.年金の差押え、預金通帳の差押えを絶対に許さない。これは強盗だ。直ちに謝罪して全額を返せ。
2.3人の住宅明け渡し裁判を直ちに取り下げろ。「柱に体をくくりつけてでも闘いぬく」という戦闘宣言は私たちみんなの宣言だ。給与の差押えを今すぐ止めろ。
3.高齢者から保険料だけむしり取って必要な医療は受けられなくする後期高齢者医療制度を、中止、廃止せよ。
4.八尾北医療センターの民営化絶対反対!自主運営を発展させよう。
5.3月16日、全世界一斉イラク反戦デモに参加しよう。労働者をモノのように扱う社会が戦争の原因だ。世界の労働者と手をつなぎ戦争を止めよう。
を確認しました。
http://blog.livedoor.jp/kangourouosaka/archives/92039.html
http://blog.livedoor.jp/kangourouosaka/archives/92062.html
「末光道正のブログ 八尾から日本の政治を変えよう」から無断転載
基調報告
1) 前代未聞の差し押さえを団結の力で跳ね返そう
八尾市は2月18日、生活費である年金を郵便貯金から1円残ら
ず差し押さえた。こんなことがあっていいのか。そもそも給料
の1/4以上の差し押さえと年金の差し押さえは禁止されている。
生活をおびやかし精神的な苦痛をあたえる差し押さえは許されな
い。しかし今回「憲法25条『国民の健康で文化的な生活を保障す
べき』八尾市が、意図的に年金生活者を狙い、生活費を奪い、精
神的苦しみをあたえる襲撃を行った。血圧が上がり、夜が寝られ
ず、恐怖と絶望感を与えた八尾市のやりくちはまさに犯罪だ。
4年前3人の八尾市民の命を奪った悪徳サラ金の取立て以上の暴
挙だ。2月21日直ちに行った抗議に対して住管は謝ろうともせず、
「不服だったら判所に救済を申し立てろ、生活福祉資金を借りろ、
供託をやめて生活費に当てろ」と傲慢に言い放った。金を盗んだ
八尾市が返すのが当然ではないか。こんなことが罪にならないな
ら市役所も法律も裁判所もいらない。「お上にさからうな。はや
く白旗を上げてひざまずけ」という攻撃だ。給料の差し押えと明
け渡しに「体を柱にくくりつけてでも闘う」3名と預金差し押さえ
と闘う28名の仲間を先頭に全国の闘う労働者の団結で直ちに
反撃を開始しよう。
2)応能応益家賃制度は改良住宅・公営住宅の民営化の始まり
10年前の公営住宅法の改悪、応能応益家賃制度と値上げは、
共有財産である改良住宅、公営住宅から住民を追い出し、払い下
げて金儲け主義に売り渡す攻撃だ。例えるならば労働者の財産を
奪い取る「地上げ」です。月20万の収入なら家賃を7-9万にして
若者を追い出し、家族をばらばらにする。家賃を供託して裁判を
闘った住宅組合員に、近傍同種の最高家賃と延滞金という架空請
求をおしつけはらえないようにして追い出そうとしている。2年
後から立替・改修は民間企業にまかせて、住宅そのものを売り渡
し民営化しようとしている。こんなことを10年間、国と八尾市と
共産党と解放同盟本部派が、密室でこっそりやってきたのだ。
村は破壊され一人暮らしのおとしよりばかりの地域となっている。
介護することも困難で孤独死が増えている。
そもそも公営住宅は1917年ロシア革命の影響を受けて、イギリス
労働者が家賃値上げ反対ストライキで勝ち取ったものです。
第二次世界大戦後、「ゆりかごから墓場まで」といわれる社会保障
の一環として、だれでも安心して住める公営住宅が全家屋の32%
も建てられた。
日本でも、1960年安保闘争に決起した労働者の力で、国民皆
保険制度と並んで、同和住宅を中心とする公営住宅が勝ち取ら
れた。特に西郡では、1960年暴力団井上会事件を契機に、八尾
市の差別行政を徹底糾弾し、土地や建物を提供して同和予算で
建てられた団地です。だれのものにもできないみんなの財産で
す。しかし日本の公営住宅の数は、イギリスにははるかに及ば
ず、住宅全体の5%に過ぎません。その責任は部落解放運動を
めぐる共産党と解放同盟本部派の裏切りにあります。国の部落
差別分断攻撃を打ち破って労働者が団結して闘ったならば、
5%の住宅を一般地域にも拡大して32%にもすることができた
はずです。しかしどちらの組織も、労働者が主人公である差別
のない社会を作ることを訴えませんでした。
その隙を狙って公営診療所と公営住宅の最も多い同和地域か
ら日本の医療、住宅の民営化がはじめられたのです。共産党は
「部落差別はなくなった。同和地域だけ安いのは税金の無駄遣
い」と部落差別をあおり、労働者を分断しています。解放同盟
本部派は国や行政を倒す立場を投げ捨て、国や行政に向けるべ
き糾弾を一部の指導部の利権をあさる手段に変えてしまいまし
た。その結果「労働者は差別する人達」
「差別のことは部落民にしか分らない」と労働者の団結を妨げ
る糾弾主義に転落しました。いまこそ労働者階級の団結で国と
行政を徹底糾弾して解放を勝ち取る「真の部落解放運動」を
西郡から作っていきましょう。
3)労働者の団結であらゆる民営化を止めよう
昨年田中市長は行政改革として「滞納」を解消するために債
権管理課を新設しました。今回の差し押さえはその発動です。
国保の「滞納」も取りたてて払えなければ保険証を取り上げる
つもりです。
さらに3月議会の田中市長の施政方針演説で、冒頭に国と地
方自治体の財政難を強調し、地方自治体がばらばらでは無駄が
多いから「道州制」も視野に入れる発言が予定されています。
経団連が発表した「道州制」とは、労働者の生活や福祉に関
する国の公的な事業はすべて民営化して、税金を軍事、外交、
皇室に使うようにするということです。
八尾市は国の言いなりになって民営化を進めているため、
民営化のやり口が手に取るようにわかります。どこよりも八尾
から日本と世界の政治が見えます。八尾で始まっていることを
私たちが全国に訴えなければならない。国と行政と共産党と解
放同盟の本性を一番つかんでいる私たちが真っ先に反撃を開始
しなければなりません。八尾の勝敗は直ちに全国の勝敗につな
がります。八尾の闘いは八尾だけの闘いではないのです。
本日の集会を出発点に、国と八尾市の民営化の攻撃に屈服し
た社会党と共産党や民主党に代わる労働者の陣形を立ち上げよ
うではありませんか。
民営化のねらいは労働者の差別分断、団結つぶしです。民営
化と闘う度合いに応じて団結が強められます。国の弾圧と闘っ
ている動労千葉の国鉄労働者、三里塚の農民、全学連の学生を
はじめ、すべての労働者と団結を強めて闘いましょう。
一人の喜びはすべての喜び、一人の苦しみはすべての苦しみ。
助け合い共闘できるのは労働者階級の団結だけです。敵のウソ
とだましと差別とおどしを強固な団結のテコにして、あくまで
も原則的、非妥協に闘いましょう。
4)労働者の団結で八尾から日本の政治を変えよう
1980年代新自由主義・民営化を進めるイギリスのサッチャー
は、労働者を公営住宅から追い出し、170万人がホームレスに
されました。アメリカは侵略戦争でイラクとアメリカの労働者
を毎日殺し、ローンが払えなくなった貧しい移民の人々を家か
ら追い出しています。映画「シッコ」に見られるように貧しい
人は医療が受けられず病院から捨てられています。
日本でも、今年4月から医療制度が改悪し、75歳以上の年金
から保険料を天引きし、保険料が払えない人から保険証を取り
上げます。受けられる医療は制限されます。すでに医師とベッ
ドの数は減らされ、救急患者がたらいまわしで殺され、医師は
寝る時間もなくて過労死しています。労働者の収入は少ない
年金とワーキングプアで生活保護水準を割っている。
資本主義、新自由主義の行き着く先が、今回の預金の差し
押さえではないか。
民営化は国の財政再建といいますが、1000兆円の赤字をつく
ったのは誰だ。医療費や公営住宅のためでは断じてない。赤字
銀行の補填、保険・年金の公共投資の失敗、天下り官僚のため
の特別財源、軍事費の増大だ。すべて資本家の懐に入ったのだ。
お前達の財産こそ差し押さえされるべきだ。
アメリカやイギリスで始まっていることが、日本で、いや
西郡で始まっている。もはや闘う以外に生きる道はない。
だまっていては殺される。国や八尾市が決め、最高裁で決めた
ことで私たちが生きていけないならそんな社会は間違っている。
闘って4月からの医療制度改悪を撤回させよう。来年4月からの
公営住宅入居基準の引き下げを撤回させよう。2年後の八尾北
医療センターの完全民営化と団地の払い下げ売り渡しを阻止
しよう。
すでに世界で、全国で実力闘争がはじまっています。
3年前フランスで300万の若者が、昨年9月沖縄で12万県民が決起
しています。私達も昨年11月、東京の労働者集会に参加して
元気をもらいました。今度は八尾で、全国と世界に元気をあた
える闘いをはじめよう。3月16日のイラク・イラン侵略戦争反対
世界一斉デモに参加し世界の労働者とつながろう。
西郡にはその歴史と経験があります。もういちど西郡から1960年
の団結をよみがえらせよう。
直ちに3月から始まる、議会と明け渡し裁判をも使い切って、
新たな労働者の闘いを巻き起こし、広く固く団結して、八尾から
日本と世界の政治を変えましょう。
http://blog.goo.ne.jp/suemituyaosigi/e/eab0cfd3bd9f0f043400fc0a55a213ba
「こくがブログ」から無断転載
2月24日、八尾市で緊急集会が呼びかけられて、全国から410人が集まって集会を行いました。私は、バザーをやっていたので終わってから皆で駆けつけました。写真のように八尾市桂人権文化センターは超満員で立ち見の人もいました。発言している人達は、年金を差し押さえられ、涙を流しながら怒っています。その発言を聞いて会場全体が怒りのルツボと成っていました。
この日の集会は、2月19日に年金など預金を差し押さえられた28名と、給料の差押えと明け渡しを求められている3人を守り、八尾市に反撃していくために開かれました。
市営住宅家賃の一方的な値上げに反対して、家賃を供託して闘ってきている人たちです。そもそも西郡住宅は、同和住宅の中でも改良住宅として建てたもので、住民が土地と家を提供して、建てさせたものです。それを公営住宅法を改悪し、応能応益家賃を導入して一方的に値上げして、西郡住宅から追い出そうとするのは、八尾市の差別・分断攻撃であり、絶対に許せません。八尾市は反対して闘う人達の年金が振り込まれた直後の2月19日に郵便貯金から1円残らず差押えるという、行政がやってはならない悪事を行いました。年金は、普通は差押えの対象から外されています。税金など特別の場合に、最低生活費を除いた部分しか差押えできません。
ところが八尾市は、「年金ではなく、預金を差し押さえた」と開き直っています。これは実質的に年金だし、今月から生活できなくなることを承知で差し押さえていると言うことです。八尾市の老夫婦を自殺に追いこんだあの闇金より悪質ではありませんか!法を守るべき自治体が、憲法25条「すべての国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」規定を真っ向から否定したのです。絶対に許せません!
みなさん、反撃しましょう。これは八尾市だけの問題ではありません。日本全体に広げられる問題です。「生きさせろ!」と要求するワーキングプアーと同じ要求です。絶対に粉砕して、八尾市から革命を起こしていきましょう。
カンパ送り先:口座名「西郡住宅闘争支援基金」 口座番号 00960-4-86671
田中誠太・八尾市長に抗議しよう。℡:072-924-3809 Fax:072-927-0032
http://kokuga.cocolog-nifty.com/blog/2008/02/post_3195.html
ユニオン東京合同は、
「一人の首切りも許さない」
「一人は皆のために、皆は1人のために」資本と闘います
反戦・反核、改憲阻止、労働法制改悪阻止を闘っています。
2001年12月21日結成
Union address & Mail

